病気になって良かったこと
「隣の家族は青くみえる」をTverで観ました。
ナナちゃんやっと妊娠できましたが、予告が気になるところです。
次の放送は今日か!
妊活テーマが主で観ていたけど、ゲイカップル、連れ子、毒親、職場での不妊治療者、妊婦、子供あり、なし、さまざまな問題を盛り込んでて、いいドラマだなと思います。
多様性。
ドラマにセリフとして出てきましたが、相手の立場にたって考えたいけど、実際になってみないとなかなか難しい。
本当にそうだなと思います。
私も自分がなってみないとわかりませんでした。
うつ病なんて、根性がないんじゃない。生活に余裕があるからなるんだよ、なかったらそんな病気になってるヒマなんてない。
そんなこと思っていた時期がありました。若い時は特に。
15年前なんて、もっと情報がなかったし。
腫れ物を触るみたいに、その事実をどう扱っていいのかわからない。
うつ病の人をさらに追い込んだりしたくないから、下手な事言えない。
「頑張って」は禁句だけど、必要とはされたいから役割を振った方がいいらしい。
でも責任が重いものは無理だからなるべく簡単なものを…がいいらしい。
って、難しいわい!めんどくさい!
だったらなるべく関わらないでおこーっと。
そんな風に考えてました。
だから、病気になって良かった。
心と体が連動してることがわかったから、体力がない人や体が弱い人の気持ちも考えられるようになりました。
(体力は普通だけど、それまで大きな病気なしの健康だった)
頑張りたくても頑張れない事もある。
頑張ることが良い事だっていうのも、価値観の一つであって正しい事ではない。
こうあるべきだ、が強くて他者を認めなかった自分が、少しずつ和らいでいって、少しずつ人に優しくできるようになりました。
「こうあるべき」にハマらない物にいっつもイライラしてたけど、イライラもしにくくなったし、心が穏やかになりました。
だから、うつ病なって良かった事もあるなって思います。
まだまだ、自分なりの正しさを求め過ぎたり、理想だけが高かったりして苦しむ事もあるけど、少しずつでいいから、楽になっていくといいな。